ウォーターサーバー水の味の違いは何が要因になるのか

2016/10/28 2016/11/21

ウォーターサーバーで水の味の違いは何が要因になるのでしょうか。

水は無味で味はありません。
しかし感覚的に水ごとに違う感じはありますし、それも事実。

水の味の違いを生み出す要因は以下のようなことが考えられます。

水には硬度という基準がありまして、水1リットルあたりにどのくらいのミネラルが
含まれているかで判断されます。
ミネラルとはカルシウムやマグネシウムでイオンレベルの話。

水にミネラルが含まれていると人間の味覚は旨味あるいは微弱な甘みを感じ、
口当たりがやわらかく、水が旨いと感じます。

水1リットルに120mg以上のミネラルを含んでいると硬水に分類され、
それ以下を軟水と言います。
60mg以上120mg未満でも硬水とする場合もありますが、一般的な定義においては、
中軟水と呼んで軟水の範囲内という見方になっています。

日本の水道水は1リットル中50mg前後のミネラル含有で明らかな軟水でありますが、
100mg前後の中軟水の地方もあります。
土地が変われば同じ水道水でも硬いとか、不味いと感じる可能性があります。

なお海外では硬水が多く、日本人には口当たりが硬い、エグみ、変な感じ、不味い、
金属っぽいと感じることがあります。
海外旅行で下痢や腹下しになるのはミネラル過多の硬水が原因であることが多い。

ミネラルが豊富であることは健康や美容にはよいものの、日本人の胃腸など消化器官は
慣れていないので敏感になってしまう。さらに可能性のひとつとしてマグネシウムが
下剤の成分にも似ていることからお腹が緩くなりやすいという要素があります。

日本の水道水には水道法という法律により塩素カルキが含有させる義務があります。

採水地となる湖や川から取られた天然水を浄水場で処理し、水道管から各家庭や
事務所オフィスの水道の蛇口まで水が流れていく。
この間に水が腐らないように消毒を目的として塩素カルキを含ませる必要があるのです。

この塩素カルキはプールや大浴場、スーパー銭湯などの風呂にも入っています。
あの特有のニオイ。

水道水のカルキ濃度はプールほど高くはなく微量ではありませんが、やはり
自然の天然水などに比べますと、塩素臭い、薬品臭いと感じる人もいます。
味としても不味いということですね。

なお、市販のコンビニやスーパーにあるペットボトルのミネラルウォーター、
ウォーターサーバーで宅配される水に塩素カルキは入っていません。

水は飲む温度、水温によっても味の違いを感じます。

白湯や常温の水よりも、冷水すなわち冷やした水のほうが美味しいと感じませんか？
あまりにキンキンに冷やしすぎた水も刺激的ですが、適度に冷えている水のほうが
口の中での口当たり、飲み込む喉越し、やはり美味しい気がします。

これは舌や口内が冷やされて人間の体温下がるので気持ちがいいからという説や、
水温が低いほうが舌や口の中の感覚味覚が麻痺するから等の諸説あります。

水に限らず、ジュースやビールなどドリンク全般でも冷えているほうが
美味しく感じやすいですよね。

ウォーターサーバーで水の味の違い

ウォーターサーバーの水の味の違いを考えるとき、ウォーターサーバーにこだわらず、
水というもの自体の味の違いで捉えると間違いありません。

水道水と違ってカルキが無いので塩素臭くはない、薬品の味はしない。

硬度に関して、日本のウォーターサーバーの天然水は軟水。
100mg／L前後の中軟水も選べますので、コクや栄養を求めるのであれば中軟水。

やはり軟水がよいのなら、硬度が限りなく低いものを選びましょう。
究極はミネラルゼロのRO水。
ただ、最近のRO水は人工的にミネラルを添加して味付けをしていますから、
厳密にミネラル無しではありませんが、その分だけ飲みやすい傾向にはあります、超軟水。

ウォーターサーバーからは熱々のお湯、冷水、どちらも注がれます。
お好みと使用用途で使い分けてください。
冷たい水が美味しいと感じるのなら、冷水を飲めばよい。

以上から、ウォーターサーバー水の味の違いは何が要因になるのかを把握しておけば、
ウォーターサーバーをより上手く活用できることでしょう。

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