ピュアウォーターまずい、味が変？RO水とどう違うのか

2016/11/03 2017/07/18

ピュアウォーターで水の味が不味いとか味が変と思う人がいます。

そもそもピュアウォーターとはRO水とどう違うのでしょうか。

水は無味無臭ですが、味を感じるような気もします。

川や湖に流れる水、それらを採水している天然水、
ミネラルウォーターにはミネラル成分が含有されています。
ミネラルとはカルシウム、マグネシウムなどのイオン成分のことであり、
人間の味覚は水の中のミネラルを旨み、若干の甘みに感じる。

よって水で感じる味というのはミネラル成分から来ています。

水は硬度で分類され、水1リットルあたりミネラル60mg以下が軟水、
60〜120mg／Lが中軟水、120mgを越えると硬水とされています。

ミネラルが多ければ多いほうが旨いかと言えば、そうではなく、
硬水ですと口に含んで硬い感じ、酷いとエグみさえ感じる。

日本国内の水道水は軟水から中軟水であり、コンビニや自動販売機で
市販されているペットボトルのミネラルウォーターも軟水ですから、
ご安心ください。

外国の水、特にヨーロッパの水は水道水も流通して販売されている水も硬水。
海外旅行をすると下痢をしてしまう日本人はこの硬水が原因であることが多い。

RO水というのは、超微細0.0001ミクロンの逆浸透膜、ROフィルターで
ろ過した水のこと。

ゴミや塵、雑菌、カビはもとよりウィルスや放射線物質さえ通さない
というフィルタリングで安全な水になる。
純水、ピュアウォーターとも呼ばれます。

しかしミネラル成分も排除してしまうために人間が旨味を感じる
こともありません。

このことから、RO水に後から人工的にミネラル成分を添加して
味を調整した水もあります。
これらもRO水に分類されデザインウォーターと呼ばれることもあります。
硬度で言えば超軟水。

ピュアウォーターとは、RO水で事後的な追加処理として味の加工、
ミネラル添加などをしていない水のことになります。

完璧に安全な水分子だけの集合体としてピュアウォーターにはH2O以外の分子が
全くありません。ミネラルも皆無ですので、硬度0％の超軟水。

人間の味覚で感じる味わいも完全に無くなっているわけでして、まさに人工的な水。
川や海の水、水道水とも違う、飲んだ経験のない水です。

普段飲んでいる水が無味無臭と言えども、ミネラルから微かな旨味を感じているのです。
それがないからピュアウォーターに違和感があっても不思議はない。

ピュアウォーターまずい、味が変

ピュアウォーターまずい、味が変とすれば、いつも飲んでいる水と違う感じの違和感
ではないでしょうか。
口に含んだ食感、口当たり、甘み、旨味、これらが無いから変に感じる。

この違和感なのであればピュアウォーター、RO水が不味い、味が変と感じても問題ない
ということになります。気にせず飲みましょう。

但し、明らかに異味異臭がする、臭い、薬っぽい味、プラスチック、金属のような味、
酸っぱいなどであれば、水が腐っている、異物異成分混入など何らかの問題が
発生している可能性もあります。

そうであればその水は飲まない、ウォーターサーバーの利用も停止、
メーカーに問い合わせを入れてサポートを受けるようにしてください。

現在、RO水を扱うほとんどのウォーターサーバーでは、ROフィルタリングの後、
ミネラルを添加したデザインウォーターとして出荷しています。

これから契約、導入予定のRO水について、あるいは現在ご利用のRO宅配水について、
ピュアウォーターなのかミネラル添加RO水なのか確認しておきましょう。
公式サイトに記載されています。

多くのRO水がミネラル添加だという事実を踏まえますと、実際には
ピュアウォーターは流通しておらず、Ro水が不味いと感じても、それは
ピュアウォーターまずい、味が変とは違う、ということがおわかりいただける
と思います。

ミネラルを加え、味の調整をしたRo水であれば、水道水やペットボトルの
ミネラルウォーターの味に限りなく近いわけですから、それに異味異臭がする
のであればウォーターサーバーとして問題が発生しているということになります。

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