ウォーターサーバーが雑巾臭いのはなぜ？

ウォーターサーバーで雑巾臭い場合の原因と、雑巾臭のようなニオイの対処法はどうすればよいのか。

ウォーターサーバーで雑巾臭いのはなぜ？

ウォーターサーバーで雑巾臭いならば、 実際に汚れた臭いのある雑巾でウォーターサーバーを拭いた、その雑巾のニオイが移った可能性。

もしくは水やウォーターサーバーにカビが発生した可能性。

実際に考えられる例として大袈裟な話でもなく、ウォーターサーバーの注ぎ口に水が垂れていたのを何気なく目の前にあった布巾やタオルで拭いたということはご記憶ありませんか？

このふきんやタオルが完全に清潔なものでないと微量の雑菌が移って繁殖したり、カビの素になります。
新しい綺麗な布やアルコール除菌タオルあるいはウェットティッシュなどで拭くべきだったのです。

ウォーターサーバーの水も腐るから味に気を付けて

雑巾臭いときの対策と対処法

ウォーターサーバーは水を扱う装置である以上、残念ながら雑菌やカビの温床として適しています。
そして発生した雑菌、細菌、カビの殺菌や滅菌は難しい。

ウォーターサーバーで雑巾臭がしたのであれば既に雑菌やカビ菌の温床になっている可能性もありますから、健康面でのリスクも考えて、すぐにサポートセンターへ連絡し、対応を依頼してください。

業者訪問によるクリーニング、返送して工場でのクリーニング、あるいはウォーターサーバー本体の交換といったことで対処するのがベストです。

雑巾臭いニオイは何か

雑巾臭は雑巾である布、具体的にはタオルや洗濯物に発生します。
その臭いの元はタンパク質。つまり微生物や生き物のようなニオイです。
不快な臭いでなかなか取れにくい。

人間で言えば汗や脂が腐敗すると雑巾のような臭いにつながります。
体を清潔にせず、体臭を気にしない中年の男性の体が臭うのは皮膚からの皮脂分泌過剰。それらが発酵すれば腐敗臭、雑巾のようなニオイになる。
体より染みついたシャツや服、頭髪であれば髪の毛ではなく頭皮が臭っている。

洗濯物を洗わずに着ていると雑巾臭になるのは、布地に汗や脂がつくから。

ウォーターサーバーがカビ臭い

ウォーターサーバーは、水を扱う機器ですのでカビや雑菌が繁殖してしまうことはありえます。
カビ臭さを感じた場合は、注ぎ口や給水タンクの中あるいはボトルの差込口などで実際にカビが発生している可能性があるのです。

水道水では消毒のためのカルキを入れていますが、ウォーターサーバーの宅配水には入れていません。
ボトル内に雑菌が入り込んでしまったり、水の賞味期限が切れていたりということに注意が必要です。

また、水やボトル内にカビが発生していなくても、水の注ぎ口やボトルの差込口、受け皿などにカビが発生していることがあります。

新品のウォーターサーバーが臭い

新品のウォーターサーバーを使い始めた際に、プラスチックの様なニオイがすることがあります。またはゴム臭のようなニオイ。
ただ、このような新品時のニオイは、使用しているうちに消えていくことがほとんどですのでご安心ください。

もし、しばらくしてもプラスチックの様なニオイがする場合は新品臭ではない可能性があります。

例えばプラスチックボトルまたはビニールパック入り水容器のニオイが移ったことが考えられます。
高温の場所や直射日光のあたる場所などで容器を置いておくと、保管環境からの影響でボトルのプラスチック臭が水に移ってしまうこともありえるからです。

ウォーターサーバーの水が腐ることはあるのか

ウォーターサーバーの水は、塩素を入れていないため薬品臭さなどを感じることなく飲むことができます。
防腐剤や酸化防止剤など添加物も使用していないものの、未開封の状態であれば、ほぼ無菌状態で工場から届くため雑菌が繁殖することはありません。

しかし、一度開封すると空気中にある雑菌が水へ入り込み、水質が悪くなり腐敗することがあります。
開封後は早めに飲み切るようにしましょう。

また、ボトルが未開封であっても、直射日光が当たる場所や温度や湿度が高い場所に長く保管をしてしまうと、水質が悪くなり腐敗することがありますので注意が必要です。

開封後の水の賞味期限

ウォーターサーバーで使用される水には天然水とRO水があり水の種類によって賞味期限が異なります。
天然水は未開封の状態で約3か月～6か月、RO水は未開封の状態で約6か月～12か月の賞味期限が目安。

設置環境にもよって異なるため、一概に明確な賞味期限を言うことはできませんが、どちらも未開封の状態の賞味期限であり開封後は記載の賞味期限に関わらず早めに飲み切るようにしましょう。
できれば2週間ほどで飲み切るようにしたい。

また、ウォーターサーバーの電源を切ってしまうと、雑菌が発生しやすくなりますので電源は切らないようにしてください。

セルフメンテナンスをしよう

メンテナンス不要というウォーターサーバーであってもセルフメンテナンスは必要です。

抽出口や受け皿などにぬめりやカビ等が発生してしまうこともあります。
ボトルの差込口や抽出口などのお手入れは行いましょう。

【セルフメンテナンス方法】

給水口のお手入れは、乾いたふきんで水滴をふき取る。
除菌アルコールで拭くとなおよい。
穴の中は綿棒やブラシなどを使って。

水の受け皿など、取り外しができる部分は取り外して食器用洗剤で洗う。

これら給水口や水の受け皿のクリーニングは、目安として1週間に1回程度はするように心がけましょう。

ボトルの差込口のお手入れは、渇いた布やキッチンペーパーなどで水分を拭き取ります。
次にキッチン用の除菌アルコールを使い除菌しておきましょう。
このとき洗剤は使用しないように注意してください。
このクリーニングはボトルを交換するタイミングに行えば十分です。

関連記事

ウォーターサーバーの水がカビ臭い、味を確かめるのも無理
ウォーターサーバーの水が生臭いのはカビのニオイなのか
ウォーターサーバー水が墨汁味や墨汁臭がする
ウォーターサーバーのカビ対策と予防法
ウォーターサーバーの注ぎ口にカビが繁殖する危険性
ウォーターサーバーに藻が生える？変色は緑のカビか
ウォーターサーバーに苔が生える？
ウォーターサーバーの水を臭くて飲めない時はどうすればいいの？
ウォーターサーバーのお湯が臭いとき、味は大丈夫か
ウォーターサーバー水の味が変、おかしい
ウォーターサーバーの水に防腐剤や保存料などの添加物は入ってる？

 - ウォーターサーバー, ウォーターサーバーのトラブル, 水が臭い、匂い