ウォーターサーバーに藻が生える？変色は緑のカビか

ウォーターサーバーに藻が生えることはあるのかどうか。

藻のような臭いがしたり、藻が生えて水が緑色に変色したらどうするのか。

藻とは何なのか

藻というのは水の中に生える水草のことです。

日本でも海外でも、市販で流通している水は、元はと言えば、山の地下水や川から汲み上げてきたもの。
そもそも自然の水というのは プランクトンなどの微生物や水草が生えているところを流れています。
水の中にはミネラルなどの栄養分がありますので細菌や雑菌その他微生物も生息することが可能になっています。

この水の話は元をたどればコンビニなどで売っているペットボトルのミネラルウォーター水や水道水も源水は同じ。

ウォーターサーバーに藻が生える？

ウォーターサーバーで宅配される水も同じなのであって、ミネラルなどの栄養分も含まれていますから、藻や微細な生物が入っている可能性は極めて低い。
現実的にはほぼない、藻の素は入っていないというのが正しい。

ウォーターサーバーの水も腐るから味に気を付けて

ウォーターサーバーのメーカーでは工場で飲み水としての処理を施し厳しい水質基準を経て出荷していますので不純物が混じっているため、まず考えられません。

万が一、宅配水に若干の藻や微生物が含まれていたとしたら、後になって水の匂いがカビ臭くなったり色が変色してくることが想定されます。

特に日光に当たる場所にボトルの水やウォーターサーバーを設置した場合、太陽の光を受けて光合成した藻や微生物がより育ち、明らかな生物臭や緑色の変色を起こすこともあるかもしれません。

いずれにしましても少しでも匂いや味がおかしいと思ったなら、水を飲むのを止める、ウォーターサーバーの使用を中止する。
完全な異常事態ですので、すぐにウォーターサーバーのメーカーへ連絡もしくはサポートセンターへ緊急で問い合わせてください。

宅配水の無償交換あるいはウォーターサーバー本体の無償クリーニング、本体の無償交換といった対応になるでしょう。

水道水に藻が生えることはあるか

水道水に藻が生えることはありません。

飲み水として、浄水場で殺菌処理され、消毒状態を維持するための塩素カルキを含めている水が水道水。

雑菌や微生物は生存できませんので、藻が生える要素は全くありません。

藻が生えた水は飲めるのか

藻が生えた水も無理をすれば飲めないことはないのかもしれません。

しかし、腹痛や下痢などの健康被害になることが予想されますので飲まないほうがよい、すなわち飲めないと言えるでしょう。

水に緑カビがあるのはなぜ？

山や川の水は殺菌や消毒をしておらず、塩素カルキも入っていませんから、水の中に微生物や雑菌などが生息しているわけです。

そのまま放置しているとそれら微生物が水中で繁殖し、やがて藻や苔のような緑カビに見えるようになると考えて間違いありません。

すなわち緑カビとは微生物や雑菌の塊です。

ウォーターサーバーに緑のカビがある場合

ウォーターサーバーに緑のカビがあるということはありえません。
宅配水も殺菌処理されたクリーンな水ですし、サーバー内も衛生環境が整っているからです。

但し、宅配水以外の水や何らの不純物をウォーターサーバーに入れたり、意図せずして混入物や雑菌が入ってしまった場合は、緑のカビになることも考えられます。

ウォーターサーバーに緑のカビがある場合は、すぐに使用を停止して、サポートセンターへ連絡してください。

ペットボトルの水に緑カビ

井戸から汲んできた水、山や川の湧き水、池や湖の水などをペットボトルに入れ、そのまま放置しておくと、上記の理由から緑カビになることがありえます。

市販のペットボトル入りミネラルウォーターや、水道水をペットボトルに入れた場合、それが緑カビになることはまず無いと言えるでしょう。

但し、水がクリーンでもペットボトルに直接口をつけて飲んだのであれば、唾液を介して何らかの雑菌が混入して繁殖することはあります。
それが緑カビになる可能性もあります。

また、未開封のペットボトルでも放置期間が長いと、水が悪くなって飲み水としてはよくない、捨てたほうがよい可能性があります。

ウォーターサーバーに苔が生える？

ウォーターサーバーに苔が生えるということはありません。
宅配水もサーバー内もクリーンで苔が生える要素が全くないからです。

ウォーターサーバーに苔が生える？

ウォーターサーバーで雑菌が発生しやすい場所

ウォーターサーバーで雑菌が発生しやすい場所は主に3箇所あります。

1箇所目は、ボトルの差込口。
ボトルの差込口は、ボトル交換時が要注意です。取り外す際に手が触れることや、空気中の埃がついてしまうことから雑菌が入り込みやすい。

また、ボトルをウォーターサーバーから外す際は、ボトルから水が飛び散ることがあります。この水の飛び散りを放置してしまうと、雑菌発生の原因になってしまうので気をつけましょう。

2箇所目は、給水口。
給水口は、水を使用する度に濡れている状態になることや、常時空気と触れている場所なので、雑菌が発生する可能性が高いのです。

また、インスタントのスープやコーヒーにお湯を注ぐ際に、はねて給水口に付着しているケースがあり、その汚れが雑菌発生の原因になります。

3箇所目は、水の受け皿。
水の受け皿は水垢や汚れが溜まりやすい。
また、水であっても、受け皿にこぼしてしまったものを放置しておくと、雑菌発生の原因になってしまうので要注意です。

ウォーターサーバーがカビ臭い場合

ウォーターサーバーが少し汚れている程度ではあまり気にしないという人が多いと思います。

しかし、放置し続けた結果カビの温床となってしまうと、どんなに美味しい水が飲めるウォーターサーバーでも水がカビ臭くなってしまう原因を作りかねません。

実際に、ウォーターサーバーの水がカビ臭いと感じた場合、既に水にカビがついてしまったか、繁殖して増えている可能性があります。
カビ臭さや変な味がした際は、再度その水を飲むとお腹を下すなどの健康面でのリスクが極めて高くなるため、飲んだり口に含んだりすることは絶対に止めましょう。

また、内部のパイプでのカビ発生も考えられるため、お湯も同様に飲まない方がよいと考えるべき。

ウォーターサーバーに内部カビがあったら

ウォーターサーバーは、各メーカーで十分にカビ対策を行っていることや、毎月宅配される水においても、ボトル内の雑菌やカビが生えて無いか生産工場で確実に確認して出荷しています。

そのため、内部にカビが生えている可能性は極めて低いものの、ご自宅で使い続けていく中で少しでもカビが生えてしまえば、防ぐことは出来ません。

仮にもウォーターサーバー内部でカビが繁殖してしまうと、セルフで掃除することは勿論、カビを除去することも出来ません。
そのため、臭いを感じたら速やかにカスタマーセンターへ連絡をいれましょう。適切な対策方法の提案や、ウォーターサーバー自体を交換するなどの対応が考えられます。

ウォーターサーバーのカビを掃除する方法

ウォーターサーバーで主にカビが発生しやすい場所のセルフメンテナンス方法についてご紹介します。

まず、ボトルの差込口は、空になったボトルを取り外したら、アルコールをしみ込ませたキッチンペーパーや布でふきましょう。新しいボトルへ交換する際に欠かさず行うことで、カビの発生を防ぐことができます。

次に給水口は、同じくアルコールをしみ込ませたキッチンペーパーや布で表面の汚れをふきましょう。また、給水口の内部は綿棒、歯ブラシを使いながら、冷水と温水を出して浮いた汚れを洗い流しましょう。

最後に水の受け皿は、受け皿を取り外して、表面の埃を水洗いすることや、凹凸部分があれば、綿棒や歯ブラシ等にアルコールをつけて軽くこすると汚れを綺麗にとることが出来ます。

いずれも頻度としては週1回程度、時間にして5分程度で行うことが望ましいでしょう。
ボトルの差込口に関しては、ボトル交換の際にだけ実施する。

ウォーターサーバーは体に悪い？

ウォーターサーバーは、徹底した衛生管理のもとで製造され、有害な菌やウィルスなどは無菌の状態で家庭に届きます。

よって体に悪いということはなく、ウォーターサーバーがあれば安心・安全な水を毎日飲むことができるのです。

しかし、使い続けていくうえでは、雑菌やカビの繁殖を防ぐご自宅でのセルフメンテナンスが必要不可欠。

今回紹介したお手入れ方法の他にも、ボトル開封後はできる限り早めに飲みきることや、サーバーに搭載されている内部クリーン機能を使用して、衛生状態を保つよう意識することが大切。

安心･安全に長く使い続けるためにも、ウォーターサーバーの管理はしっかり行いましょう。

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