レンタル式ウォーターサーバーでのトラブル
2022/11/14
ウォーターサーバーのほとんどがレンタル方式であり、それにまつわるトラブルの例をご紹介します。
目次
レンタルはサーバーだけ
契約前から契約直後に起こりやすいトラブルとしては、レンタル契約に対する勘違い。
レンタル料無料、初期費用無料、メンテナンス料無料、配送料無料、という点に関しては、あくまでウォーターサーバーの話であって、水の代金は無料にはなりません。
むしろ水が無料であると言ったらどこにお金を払うのでしょうか?
ウォーターサーバー会社もボランティアでやっているわけではないのですから、あなたの支払いが完全無料ということになったら商売として成り立ません。
当選商法という詐欺トラブル
これに似た詐欺まがいの話をご紹介します。
どこかの催し物会場や大型スーパー、祭り、などで、くじ引きがあり当選したとします。
その商品がウォーターサーバー。
無料でプレゼントしますと言われ、喜んであなたが契約すると、使用し始めてから、つまり後日になって水の代金が毎月請求されてくる。
ノルマもあって断れない、解約しようとすると解約金や違約金を請求される。
無料だと聞いて契約したのになんなの?怒ってみたところで、それがウォーターサーバーの仕組みなので仕方ありません。
この場合、ウォーターサーバー自体は問題ないのですが、契約の方法、事前説明について問題があります。
こういった案内での契約は当選商法という詐欺である可能性が高いので、この手のトラブルにご注意ください。
業者は契約目標をこなすために、全くお金がかからないかのように見せかけて半ば騙して契約させているのです。
契約前までに水が有料であることの説明があり、契約者も認知して了承したうえで契約を申し込んだとか、あなたがウォーターサーバーを使うことで水の代金を支払うことに納得していれば問題ではありません。
解約金・違約金トラブル
ウォーターサーバーに飽きたり、嫌になったり、使わなくなったことで解約することもあるでしょう。
多くのウォーターサーバーでは2~3年以内に解約すると、別途、解約金・違約金などの請求があります。
解約金については新規契約する際にも説明があるはずですので、必ず確認してから申し込むようにしましょう。
解約するときになってから聞いていないでは済まされません。
なお最低使用期間が例えば2年間でその2年を超えて使ったのであれば解約金は発生しません。特別な支払いはなくサーバーを返却して完了。
但し、利用の途中でサーバーの種類や機種を交換した場合には、その交換した日から2年間と計算されることもありますのでご注意ください。
中古ウォーターサーバーでのトラブル
ウォーターサーバーで安いものを探していて、ネットオークションやリサイクルショップで購入する人もいます。
そういった中古ウォーターサーバーを手に入れた後、適当に自分で水を買ってきて使うつもりが、有名な大手のウォーターサーバーなので、「水だけ売ってもらえませんか?」と、その会社に連絡したところ、「それはこちらのウォーターサーバーなので速やかに返却してください」という回答が返ってくる。
あなたは買ったウォーターサーバーなので返すつもりはありません。
なのになぜ?
この場合、レンタル方式のウォーターサーバーを返却せずにヤフオクやメルカリなどネットオークションに売ったり、リサイクルショップに売った人がいるということ。
それをあなたが買ってしまったのです。
犯罪ではありませんし、一番悪いのは元の契約者。
次に悪いのは詳細を確認せずに買い取ったリサイクル店。
そしてウォーターサーバー会社の対応としても、元の契約者にサーバー返却を要求するべきなのですが、おそらく連絡が取れないのでしょう。
あなたが例え無関係の第三者でも、こういった連絡すれば、返却要請の返事が返ってくるのは仕方が無い。
中古のウォーターサーバーを買うのは止めましょう。
トラブルの元になりやすい。
ウォーターサーバーは無料でレンタルできるのですから、無理に買うことはないのです。
ウォーターサーバーの平均使用年数は?
ウォーターサーバーの耐用年数は、6年~10年と言われています。
但し、メーカーの種類や家庭ごとの使用頻度、利用される環境、メンテナンスの状況によって年数には幅が出ます。
毎日使用していてもしっかりと定期的にメンテナンスを行えば寿命をさらに延ばすことが可能です。
寿命が来てウォーターサーバーの良さが分かって、そのまま使用し続ける人がいることも事実です。
逆に、メーカーでは年々ニューモデルが出ますから、寿命が来たタイミングで買い換える方もいらっしゃいます。
契約を後悔して解約、やめた理由
やめる方の代表的な理由は以下の5つです。
1つ目は、想像以上にコストがかかること。
何と言ってもまず水の代金が避けられません。さらに、電気代、あるいは定期的なメンテナンス料金、解約時手数料など。メーカーや契約内容によっては、サーバーレンタル代や配送料金も。
全体的にかかる費用を把握しておかないと、支払う金額が想像以上に負担になる場合があります。
2つ目は、水のボトルが使い切れずに余ること。
水の注文にノルマがあることが多く、一般的に月に1回は水を注文することになります。水を消費できないとボトルが家にどんどん溜まってしまいます。
3つ目は、ボトルが重く、水の交換が面倒なこと。
基本的にボトルのサイズは12リットルですが、実際に持ってみると大変重いです。特に女性の一人暮らし、高齢のご夫妻ですと、水の交換が重荷となるケースがあります。無理をして、運ぶ際に体を怪我してしまう可能性があります。
4つ目は、引っ越しをきっかけに解約する。
引っ越しは、ウォーターサーバーの解約を考えるひとつのきっかけになります。引っ越し先がウォーターサーバーのサービス対象エリアではないケースもあり、転居先でも使おうと思っていたのに解約せざるを得ない場合もあります。
5つ目は、ウォーターサーバーのデザインが気に入らないこと。
ウォーターサーバーはインテリアの一部になります。そのため、部屋のインテリアに馴染まないと解約する方もいらっしゃいます。
購入とレンタルの違い
ウォーターサーバーの契約では、サーバー本体を「レンタル」するか「購入」の2種類があります。
ウォーターサーバーはレンタルするイメージが強いかと思いますが、メーカーによっては購入できるところもあるのです。
レンタル契約は、ウォーターサーバーをレンタルし、毎月のお水を注文する。
サーバーを購入した場合、毎月のお水を注文するだけ。
購入するメリット
購入する際のメリットは3つ。
レンタルは毎月500円~1000円ほどレンタル料が掛かることがありますが、購入するとそのレンタル料が抑えられます。そのため、購入してから長期的に使用する方は費用を安く利用できることがメリット。
次に、レンタルの場合は、大半のメーカーで1ヶ月のボトル注文ノルマがあります。実際のところ、季節や、ライフスタイルの変化などによって水の消費量は変化してきます。そのため、ボトルが余ることがある際は注文ノルマが負担となってしまう。
サーバーを購入した場合は、注文ノルマはありませんので、家庭の水の使用量に合わせて使うことができるというメリットになる。
最後に、購入した場合は、利用期間の制限や、解約金および違約金の支払いがありません。サーバーの購入費用を払ってしまえば、契約期間などを気にせずに使い続けられます。
購入するデメリット
購入する際のデメリットは3つあります。
購入する際は、初期費用が大きく掛かります。メーカーにもよりますがおおよそ4万~
6万円ほどが相場のようです。また分割支払いにすると手数料が掛かるため、一括支払いに比べて合計の支払い金額がさらに高くなります。
最初に導入する際のコストの面ではレンタルの方が負担は少ない。
次に、返品や交換、破棄をする際に手間がかかること。
購入した時点で所有権がメーカーではなく契約者側になります。そのため、サーバーの交換は基本的にできませんし、破棄する際もご自身で処分をするなどの手間も掛かります。
最後の理由もこれに近いものです。
レンタルの場合、定期メンテナンスがあり、専門スタッフが清掃をしてくれるためいつでも清潔に保つことができます。
但し、購入した場合は、定期メンテナンスはなく、自分でメンテナンスをしなければいけません。
クリーン機能が備わっているであれば、内部は自動的に殺菌などを行ってくれますが、不具合や故障には自己負担で対応しなければなりません。
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